はい、どうも。

心理カウンセラーの小野スタイルです。

 

今回は3部作です。

こちらの話は2話目ですので、

1話目心理カウンセラーが解説する「トラウマ」とは?を読んだあとの方が心にも脳にも入りやすいです。

どうぞ美味しくお召し上がりいただくためにお試しください。

 

過去のあなたを癒す前に

 

これから過去のあなたを癒す手順を書いていきますが、

今回は、専門的です。いや、今までも専門的なつもりでしたが(笑)

もし、実践してみて問題がなさそうでしたら続けてください。

ここで言う問題とは、自殺衝動無価値感など生きていくことに支障の出るものです。

 

そういったものが出てきたときは

すぐに心理カウンセラーか心療内科へご相談ください。

 

今回、イメージ療法という心理療法の手段を使っていきます。

 

ざっと書くと

①過去のとてもショックだった経験をイメージし、

②そのときに成し遂げられなかった行動をイメージの中で実践する。

そして③自分を抱きしめて、もう大丈夫だと伝える。

 

この手順を行うことであなたの心はだいぶ軽くなります。

症状も軽減します。

ただし、一回で結果が出るとは限りません。

心の傷が深い分だけ必要となる回数も増えていきます。

根気よく過去のあなたとコミュニケーションとり続けてください。

(催眠療法について)

 

というと、とたんに催眠術をイメージし怪しくなるので、

僕はイメージ療法という言葉を使っています。

催眠療法をご存知の方はそれと同義だと思ってください。

 

イメージトレーニングという言葉を聞いたことはありますか?

スポーツ選手が自分の身体を思い通りに動かすために行うトレーニングです。

想像力を駆使し、本番の会場、本番の出場選手、ユニフォームを着ている自分をリアルにイメージし、まるで本番かのようにイメージの中で自分を動かしていく。

イメージの中で身体を動かすとなんと実際の筋肉もそれに連動し収縮します。

すごいですよね。僕も勉強するまで知らなかったです(笑)

 

水泳のオリンピック選手である北島康介選手もイメージトレーニグを利用していました。

 

 

泳ぎきって、水中から顔を出し順位が表示される電光掲示板を確認する。

自分の名前が1位になっているのを見てガッツポーズをとる

 

という姿まで練習の時からイメージしていたそうです。

 

心も同じです。

 

 

イメージで過去のあなたを癒す。

そうすることで現在のあなたの心の傷も癒えるのです。

 

 

それでは細かい手順を書いていきます。

 

自分自身を癒す方法

 

それでは自分を癒す5つのステップを書いていきます。

怖くなった場合は途中でやめてくださいね。

 

イメージの中で過去の自分に会いに行き、

話して戻ってくるだけでも

じわじわ過去の自分が癒やされていきます。

 

 

過去の延長上に今があります。過去を否定していると土台が安定しないのだと思います。

どうぞ以下の手順で過去と向き合って、認めて、許して、癒やしてください。

 

1.環境を思い出す

あなたが傷ついたのは何歳のときですか?

その時のあなたの体型は?

顔は?

服は?

具体的に思い出していってください。

 

そのときに他に誰がいました?

場所はどちらですか?

季節はいかがですか?

 

少しずつ写真のようにイメージができてきましたか?

 

それでは、そのときのあなたの感情を

思い出していってください。

 

悔しいですか?

悲しいですか?

怒りですか?

絶望ですか?

それらがどのように混ざり合っていますか?

 

そして、あなたは本当は何をしたかったか

考えてみてください。

 

「嫌だ!」と言いたかった

「やめて!」と言いたかった

逃げ出したかった。

謝りたかった。

 

このときにポイントなのは、

「あいつに謝らせたい」といった相手に何かを求めるじゃなく

自分自身で完結できる行動を考えてください。

 

思い浮かびましたか?

 

それでは準備ができましたので

心のなかに潜っていきましょう。

 

 

2~5はイメージの中で行います。

 

基本的には

目を閉じた状態か、

暗闇な部屋で行ってください。

なので以下の記事と次回の記事を一通り読んだ後に、

実施してくださいね。

 

2.イメージをした過去に潜る

 

目を閉じ、ゆっくり呼吸をしてください。

鼻から息を吸って、

口から吸った時間の2倍の時間をかけて口から吐き出す。

 

呼吸は心の深くに潜るときに非常に有用です。

これについてはまた別の記事にしていきますね。

 

呼吸が落ち着いてきたら

いよいよ過去に潜っていきます。

記憶の奥に沈んでいくイメージです。

 

一息ごとにどんどん過去に戻っていきます。

※以下は20年前に戻るパターンです。

 1年前などちょっと前に潜る場合はもっと期間を小刻みにしてくださいね。

 

鼻から息を吸って、

口から吐き出すとともに過去に沈みます。

 

スーー(息を吸う音)

ハーーーー(息を吐く音)

 

一ヶ月前

どんどん景色が遡っていきます

 

スーー

ハーーーー

 

半年前

 

スーー

ハーーーー

 

1年前

 

スーー

ハーーーー

 

5年前

 

スーー

ハーーーー

 

10年前

どんどん遡っていきます

 

スーー

ハーーーー

 

あのときのあの場所にたどり着きました。

 

もし思い通りの場面にたどり着かなくても、間違いではありません。

きっと先に解決すべき課題がそこにあるのです。

 

そのままイメージ療法を進めてください。

 

3.出会う

 

それではイメージの中で過去の自分に会いに行きます。

眼の前にいますかね?

もし目の前にいないときは

自分の居る場所まで行ってください。

 

歩いたり、

扉を開けたり、

玄関で靴を脱いだり

行動をイメージしてください。

 

過去のあなたがいましたか?

 

それでは近づいて話しかけてください。

 

振り向いてくれましたか?

どんな表情をしていますかね?

 

隣に座って、

過去のあなたに寄り添ってあげてください。

 

あなたが「どうしたの?」と質問すると

過去のあなたが出来事と感情を答えてくれます。

 

悲しい

悔しい

情けない

辛い

ムカつく

 

あなたは、「そっか、悲しいんだね」と過去のあなたの感情に共感してください。

過去のあなたの頭をなでたり、抱きしめてください。

手をつないで、一人じゃないことを伝えてください。

 

過去のあなたの心が落ち着くまで

そばに居てあげてください。

 

そして落ち着いてきたら質問してください。

「本当は何がしたかったの?」

 

 

4.過去を精算する

 

過去のあなたは

何をしたいと答えましたか?

 

あなたが想像していた事柄でしたか?

想像していなかったものだとしても

それを一緒に実行してあげてください。

応援してあげてください。

 

さっきの元彼に暴力を振るわれていたケースで例えます。

 

「嫌だって言いたかった」と過去のあなたが言ったとしたら

眼の前に元彼もイメージして、

過去のあなたが「嫌だ!」と言えるように

応援してください。

手をつないで、がんばれ!と伝えてください。

 

そうすると過去のあなたの堰を切ったように話し出します。

言いたかったけど言えなかった思いがどんどん溢れてきます。

 

「あなたに叩かれたことが、

 本当に嫌だったの!

 大好きだったから、あのとき嫌だって言えなかった!

 本当は大切にしてほしかった!

 楽しいときはいっぱい笑えて幸せだったから

 余計に辛かった!

 あなたと別れたい!

 私、幸せになりたいの!」

 

きっと涙を流しながら伝えていると思います。

あなたは、また抱きしめ頭をなでて

「がんばったね」と伝えてください。

 

 

5.いつも一緒にいると伝える

 

過去の辛さを一人で背負っていた

過去のあなたを抱きしめてください。

 

この辛さや苦しさを今のあなたに思い出させないために

トラウマを作り出しました。

 

だから、過去の自分に伝えてください。

「もう大丈夫だよ。

 今の彼は本当に優しい人なの。

 だから大丈夫。

 私は彼を信じてもいいし、幸せになってもいい

 叩かれることはないし、安心できる。

 そういう人にあなたは出会える。

 

 今まで悲しみを背負わせていてごめんね。

 つらいときはいつでもそばにいるから。

 私はあなただから。

 

 だからあなたもいつまでも悲しみにとらわれなくても大丈夫だよ。

 

 一緒に、今の幸せを味わおう。

 この人生の鮮やかさを一緒に楽しもう。

 

過去のあなたの表情を見てください。

どんな顔ですかね?

笑っていますか?

安心していますか?

 

もし笑顔が戻ったなら

もう大丈夫です。

過去のあなたは癒やされました。

もしまだ不安そうでしたら

次の日や日にちを開けてまたやってみてくださいね。

 

コツコツやっていくことで

あなたのバリアはなくなり世界はきっと広がります。

次回は、実際のカウンセリング例です。
読んでいただいたあとの方がより理解できるかと思います。
 

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